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こわした、ぶつけた、ケガをした。

子ども保険はもとが取れる。

わが家の3人の息子たちは、みんな耳かきが大好き。

小さな頃から、耳かきタイムには、順番を争うようにママのひざに頭を乗せる。

ある日のこと。

いつものようにお風呂のあとに「耳かきタイムだよ~」と彼らに呼びかけた。

ところが、なぜか年長の次男だけが寄って来ない。

変だぞ。

なかば強引にひざに次男の頭を乗せて、耳を見ると……穴がない。

エッ!なぜ!?

目をこらして耳の穴を見ると、そこには何かが……。

あわてず焦らず、ライト付きの耳かきを使って慎重にかき出すと、それは黄色いビービー弾だった。

背筋が寒くなった。

「なんで、すぐに言わないの!!」と怒ったのは言うまでもない。

あの瞬間を思い出すと、今でもゾッとする。

そんな話を先輩ママと話していたら、「男の子の成長って、危険とケガがつきものなのよね。うちの子は子ども保険のもとを取ったわよ」だって。

たしかに、子どもたちはよくケガをする。

転んだ、ぶつけた、落ちたといっては、近所のクリニックのお世話になり、先生から「今度はどうした?」と聞かれる。

「よくこの程度のケガですんだ」とゾッとしたこともある。

恐ろしいことに友だちにケガをさせたり、ガラスを割ったり、自転車で歩行者に突っ込んだこともある。

安全を守ろうとするわたしの手から、子どもたち自身が脱走していく。

「腹をくくるしかない、と思う」と先輩ママは言う。

子どもは親の見ていないところで成長する。

「いつもいつも見てたら、子どもは成長しないよ」と言うのだ。

そうだ、と思う。

心配だけど、腹をくくるしかないのだ、と思う。