071223_daiki

わかった!

動いていないと、死んじゃうんだ。

いつも泳いでいるマグロみたい。

男の子は本当にじっとしていられない。

止まることができない回遊魚みたいだ。

動物園に行った時、「ほら、ゾウさんよ」と生後4カ月のソラに話しかけていた。

気がつくと、小1のヒカルがいない。

「どこ~」と叫んだら、「ここ~」と上のほうから声が聞こえた。

ヒカルはゾウの檻の横にそびえる大木の上にいた。しかも自分で登ったくせに、自力では降りられなくて大騒ぎになった。

ヒカルは目を離すと、いろいろなことをやってくれた。

その度に「こらっ!」と怒鳴ってきたわたし。

ヒカルに限らず、わが家の男の子たちは、動きも激しいし、物の扱い方もいたって乱暴。

当然、傷みも早い。

たとえば、ヒカルのランドセルは2年生になった時には、もうすでにゆがんでいた。

「ただいま」と帰ってくると同時に廊下に放り出すからだ。

最近、学校の運動会用に新しい運動靴を買ったのだが、少し足を慣らそうと思ってはかせていたら、運動会当日にはすでにボロボロになっていた。

運動靴は1カ月でお古になる。

その運動靴の横には、これもボロボロの傘がある。

どうしてもほしいというので買ったPUMAのロゴ入り傘。

でも、地面に叩きつけながら歩くので、まず先っぽが傷だらけになった。

棒がわりにふりまわして、チャンバラをするから柄もゆがんでいる。

だから100円均一で売っている傘で十分だって言ったじゃない……。

男の子には高いものを買わない、持たせないと決めた。